イベント情報_東アジア文化都市2016奈良

「高校生と創る演劇」夏休み特別ワークショップ


   
 

「演劇について学んでみたい」、「将来女優になりたい」。奈良だけでなく大阪など県外からも、様々な想いをもった高校生たちが集まりました。

 

■実施日時:平成28年8月2日(火)、3日(水) 13:00~16:00
■場所:ならまちセンター
■対象:平成10年4月2日~平成13年4月1日生まれで、演劇に興味のある人
■講師:田上豊 氏(田上パル)

 

【実施プログラム】

 

舞台経験の有無にかかわらず、高校生がアーティストと共同しながら演劇作品の創作を行う「高校生と創る演劇」。その活動の第一歩として、夏休み特別ワークショップを開催しました。
2日間にわたりプログラムを進行する講師は、劇団「田上パル」主宰の田上豊さん。
田上さんがアレンジを加えた何パターンもの<鬼ごっこ>や、奈良にちなんだネーミングの<聖徳太子ゲーム>、<他己紹介>や<名前回しゲーム>等など、楽しく賑やかに実践しながら高校生たちは交流を深め、そして協力し合うことで次第にゲームがシステム化、発展していくことを学びました。
2日目には発展的な内容を盛り込み、実際に自分たちでテキスト創作を行いました。グループのメンバーと相談しながらセリフを考案、その出来上がったテキストを他グループが自身の解釈を加えながら演じてみせます。人が集まることで自分とは異なるイメージが重なり、広がっていくという演劇の奥深さを体得しました。
「高校生と創る演劇」は、今後オーディション・稽古と回数を重ね、12月の発表公演へと臨みます。彼らの成長から目が離せません。

 

  • 今回のような体験型のワークショップは全国各地で200回近い実施経験をお持ちの田上さん。
    「演劇に大切な3つのこと、それは『伝え合う、助け合う、演じ合う』こと。
    2日間のプログラムを通して楽しく皆さんにお伝えしていきます。」
  • わいわいと楽しく始まった<椅子取り鬼ごっこ>。
    初対面同士でも次第に声を掛け合うようになり、システム化し協力し合うことを覚えた途端、ゲームのクオリティがぐんと上がりました。
  • 奈良のスーパースターの逸話に基づいて作られた<聖徳太子ゲーム>。
    四方を囲まれた中心人物が、周りの動きや話す内容を認識しながら問いかけに答えていくというもの。「アンテナ・感度を高めると言うこと。実はこの力は誰でも鍛えることができるんです。」と、田上さん。
  • <他己紹介>。
    初対面の相手について3分間でリサーチし合い、みんなの前で紹介。
    その後、聞き出した以外の質問が投げかけられますが、リサーチを通して得た相手の印象から連想して答えていきます。
  • <名前回しゲーム>は、「あなた」と言いながらランダムに相手を指名し、指名した相手が「わたし」とそれを受け取るというシンプルなゲームですが、意外とこれが難しい。
    丁寧に分かりやすく伝えることの大切さを学びます。
  • 2日目には、グループごとにテキスト創作を行いました。
    ト書きの空白部分のシーンやセリフを自分たちで考え、それを他グループに渡します。
  • 他グループの作ったテキストを、自分たちなりの解釈で演出し、アドリブも加えながら演じていきます。地中海で、宇宙で、商店街で…。想像力豊かな高校生の力が発揮され、1本の同じテキストから様々に発展していきます。
  • 出来上った内容をみんなの前で発表します。自分たちが書いたテキストが他グループにどう演じられるのかを知ることで、書く側、演じる側の双方の感覚を得ます。
  • 最後に田上さんから「皆さんの個性をのばしながら奈良の演劇の世界を盛り上げていってください。」と言葉が贈られました。