イベント情報_東アジア文化都市2016奈良

「東アジア文化都市2016奈良市」交流事業(青少年交流) 日中韓の高校生による写真交流 日中韓の高校生(30人)が撮る“見知らぬなら・見知ったなら”


  

■実施日時:平成28年8月4日(木)~8日(月)
■場所:入江泰吉記念奈良市写真美術館、入江泰吉旧居、奈良公園 等
■参加者:日中韓の高校生30人と指導者6人
奈良市:奈良県奈良高等学校・東大寺学園高等学校・奈良市立一条高等学校の写真部及び写真に興味のある学生 10名
指導担当教諭 奈良高校・一条高校教諭 各1名
寧波市:寧波市職業教育中心学校の写真部 10名
指導担当教諭 1名
済州道:済州道内に在学する写真に興味のある学生 10名
指導担当教諭 2名
■講師:入江泰吉記念奈良市写真美術館 館長 百々俊二 氏
入江泰吉記念奈良市写真美術館 学芸員 説田晃大 氏
ビジュアルアーツ専門学校大阪 学科長 百々武 氏
ビジュアルアーツ専門学校九州 講師 権泰完 氏(韓国)
日本大学大学院芸術学研究科 候鵬暉 氏(中国)
キャノンマーケティングジャパン株式会社 甲田満克 氏
■主催:「東アジア文化都市2016奈良市」実行委員会/奈良市
協力:入江泰吉記念奈良市写真美術館
一般財団法人奈良市総合財団
キャノンマーケティングジャパン株式会社
奈良市国際交流ボランティア協会
後援:奈良県教育委員会・奈良市教育委員会
特別協力:文化庁
【展示会の開催】
■日程:平成28年8月9日(火)~28日(日)
■場所:入江泰吉記念奈良市写真美術館 ※「入江泰吉展・浅田政志展」同時開催

 

【実施プログラム】

「東アジア文化都市2016奈良市」交流事業

 

日中韓の高校生が撮る“見知らぬなら・見知ったなら”が4日間にわたり実施されました。
日本、中国、韓国の高校生が総勢32名か、入江泰吉記念奈良市写真美術館に集結。写真撮影の技術を学び、 “見知らぬなら・見知ったなら”をテーマに奈良の町を散策しながら撮影、作品展示まで4日間を共に過ごし、交流を図りました。

 

【2日目】 8月5日 9時~17時30分

日本、中国、韓国から高校生が32名集まり、写真交流会が開催されました。
会場となったのは、入江泰吉記念奈良市写真美術館。国を超えて交流が図れるよう、10班にチーム分けをし、美術館の館長をはじめ、奈良市の高校の先生方、それぞれの国の高校の先生方、通訳者のサポートを受けながら、午前中は撮影のポイントや撮影方法のレクチャー、カメラのデジタル技術を学びました。
撮影会に向けての講師からのレクチャーに、高校生のみなさんの表情は真剣。

そして、日中韓の高校生交流と午後からの写真撮影会の練習を兼ねて美術館の周辺をチームごとで散策。
まだ少しぎこちない空気もあるなか、英語やボディーランゲージでコミュニケーションを図りながら写真を撮りました。

動しながらの撮影会。途中3つのルートに分かれ、奈良の小路などをめぐりながら、思い思いの被写体を見つけては、写真を撮りながら東大寺へ移動。

日本の男子高校生は、海外交流に関心がありそのためにはコミュニケーション力が必要だと思い参加したと動機を語ってくれていました。また、韓国の男子高校生は「最高に楽しい!」との感想を聞かせてくれました。

撮影会の後半には3カ国の高校生たちもすっかりなじみ、翌日の作品選定、作品展示のための撮影を終えました。

 

  • 講義がスタート、高校生のみなさんは、ちょっと緊張気味。
    講義がスタート、高校生のみなさんは、ちょっと緊張気味。
  • 交流を兼ねて、美術館周辺を散策し、撮影の練習
    交流を兼ねて、美術館周辺を散策し、撮影の練習
  • 少しぎこちなかった空気もなごみ、会話を交わす風景も。少しぎこちなかった空気もなごみ、会話を交わす風景も。
  • 東大寺に向かって散策しながら思い思いに撮影東大寺に向かって散策しながら思い思いに撮影

【4日目】 8月7日 15時~

8月5日、6日と2日間にわたり、高校生たちが奈良中を散策して撮影した写真を入江泰吉記念奈良市写真美術館に展示。

高校生たちは自分たちの手で、朝からプリント作業を行い、額に収め、午後からは展示準備を行いました。
チームごとに分けられた区画に、上から日本、中国、韓国という順で、自分の気に入った写真を一人4枚ずつ飾っていきます。

展示作業終了後、中韓高校生のホームステイ先の家族も集まり、またこの展示を手伝った大学生サポーター約20名も合わせ、80名近くで交流会がスタート。

まず中韓の代表者1名ずつがスライドを用いて寧波市、済州特別自治道のそれぞれの魅力を伝えました。

続いてチームごとに自分たちの作品の説明。
「暮らしの色、というテーマ設定で写真を撮りました。」と話してくれたチームの作品は、日本人高校生は赤、韓国人高校生は青、中国人高校生はその中間、という具合に、メンバーの個性を活かした色彩を通して奈良の文化が捉えられていました。
また、「奈良の夏」をテーマに、日陰に逃げ込むシカの姿や、この時期ならではの燈花会の灯を撮った作品、他にも「奈良ならではの日常」をテーマに、観光地化されていない静かな境内や、ならまちを原付バイクで走り抜ける中年男性の姿など、日中韓それぞれの高校生が奈良のどんなところに惹かれたのか、写真を通して同じ目線で共有し合うことが出来ました。
写真美術館の百々館長からは、「想像以上のレベルの高さに驚きました。」とねぎらいの言葉が贈られました。

全ての写真を見終えて、韓国の引率の先生からのご挨拶。韓国の先生からは「韓国には『百の言葉より一枚の写真が良い』ということわざがあります。写真を通して日中韓の濃い友情が生まれた様子は想像以上でした。」、中国の先生からは「貴重な経験となりました、今後の更なる青少年交流につながることを望みます。」と、それぞれのご感想をいただきました。

最期に奈良市の津山副市長から「奈良の夏の暑さ、ホストファミリーとの時間、そして写真撮影を通してみんなで楽しんだ時間を思い出にしてください。」とご挨拶をいただきました。

締めくくりに、全員そろっての集合写真。各国の合図で何枚か撮影。まずは日本語で「はい、チーズ!」。2枚目は韓国で「キムチ!」。3枚目は中国語で「チエズ!」…これは茄子を意味する言葉なのだそうです。各国それぞれに違った食べ物が記念撮影の掛け声に使われていることも興味深く、最後まで笑いと発見の絶えない時間となりました。

この写真は8月28日(日)まで入江泰吉記念奈良市写真美術館に展示され、どなたでもご覧いただくことができます。
ぜひ日中韓の高校生たちの笑顔の時間を思いながら、お楽しみください。

 

  • 高さや距離を測り、釘を打ち込んでいく大変な展示準備。
    大学生サポーターの力も借り、無事にすべてが並びました。
  • このチームは「ポイントに必ず赤色を入れる」というテーマで奈良を写真に切り取っていました。
  • 寧波市について説明する高校生代表者
  • 済州特別自治道について説明する高校生代表者
  • 10チームごとの代表者が自分たちの作品について説明
  • 写真美術館の百々館長からは、「想像以上のレベルの高さに驚きました。」
    と、ねぎらいの言葉が贈られました。
  • 広角レンズを用いて、奈良の夏の空を撮った作品
  • 赤、青、その間。お互いを尊重し合い、日中韓3人の個性を色で表したチーム。
  • ホームステイ先の家族と。韓国語を勉強中のお母さんと、写真が趣味のお父さん。
    「いい家族のおうちに泊めてもらえて嬉しかった」という韓国の高校生。
  • 3カ国語の「はい、チーズ」で交流会をしめくくりました。