イベント情報_東アジア文化都市2016奈良

済州映画祭に企画連携事業「なら国際映画祭」が招待を受け参加しました


  


jeju_filmfestival-01
日程:2016年11月15日(火)~17日(木)
会場:ロッテシネマ済州(韓国・済州市)

11月15日(火)19:30~

済州特別自治道で開催された済州映画祭のシンポジウムに、「東アジア文化都市2016奈良市」の企画連携事業である「なら国際映画祭2016」実行委員長の中野聖子氏が招待され、「なら国際映画祭」について語りました。
済州市内の映画館で開催されたシンポジウムでは、冒頭に「東アジア文化都市2016奈良市」映像交流プロジェクトで作成した河瀨直美監督の「RESPECT」など3作品が上映された後、済州映画祭、同じく招待された香港アジアン映画祭の代表者とともに、それぞれの映画祭の始まったきっかけや特徴、取組、そして置かれている現状や課題について語りました。
中野委員長が「なら国際映画祭」スタートのきっかけや課題と現状のほか、市内中心部に映画館が無い中で考案した、奈良公園という屋外で鹿と一緒に観る上映会や、自転車をこいで発電した電力で上映する「自転車発電上映会」、若手の映画監督を育てようという取組について発表すると、会場からは拍手が起こりました。
最後に司会者が「映画に国境はないのでこのシンポジウムをきっかけに映画を通した交流を続けていきましょう」と締めくくり、登壇者らは「今回のシンポジウムで他の映画祭が同様の課題を抱えていることを知ることができたので、成功体験やアイディアを共有していきたい」と今後の交流に意欲をみせていました。

 

11月17日(木)10:00~

今年の「なら国際映画祭」学生映画部門で観客賞を受賞した向井啓太監督の『チョコレートケーキと法隆寺』が招待上映されました。この作品は、向井監督自身の児童養護施設での体験を題材にしたドキュメンタリー映画で、観客の中には涙する人の姿もありました。
上映後に登場した向井監督は、「海外で上映できるとは思っていなかったので韓国で上映できたことは大変嬉しく思っています」とあいさつ。
その後の観客からの質疑応答では「同じような問題を抱えている人たちに何か伝わるものがあればと思って制作した。文化の違う海外の方々に作品が受け入れられるか気になっていたが、実際に済州に来ていろいろな人と話をし、今、こうしてここに立っていると伝わっているんだなということを感じ、今後の大きな励みになった」と思いや感想を語りました。
今まで孤児院の子どもを差別的な目で見てしまっていたが、この作品を観て見方が変わったという感想を監督に伝える観客もいらっしゃいました。