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「ならまちアートプロジェクト」北風呂町の倉庫で作品を公開される作家 宮永愛子さんインタビュー

   
 

■実施日時:平成28年7月12日(火)
■場所:北風呂町の倉庫
 

  • 北風呂町の倉庫
  • 北風呂町の倉庫

 

「場所の魅力」

最初このお話を頂いたとき、「ならまち」と聞いて、古い町家を想像したのですが、そうではなく、今は使われていない倉庫だったことにとても惹かれました。
かつてこの場所に流れていた時間。そこに眠っている記憶をどう起こすのか、それが今回の作品づくりのテーマだと思っています。
 
この倉庫は自然と共生していて、長く使われていなかったけれども朽ちているのではなく、大切に保存してあったのだと感じました。持ち主の方の「倉庫」に対する愛情や愛着に溢れていて、丁寧に手入れがされて今も生きている場所。作品をつくるにあたって、この大事にされてきた場所をどう見せるかというのも課題です。
 

  • 北風呂町の倉庫
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この倉庫を初めて訪れたとき、ここではどういった時間が流れていたのかを知りたいと思いました。そのためまず行ったことは、この空間(倉庫)の成り立ちを見るための掃除。どんな人々がいたのか、どんな空気感だったのか、どんな温度だったのか・・・掃除することで、そういうことを、ひとつひとつ集めて感じとり、作品に反映したいと思いました。
 
壁面の工法が珍しい、風通しがよい独特な造りがとっても魅力的です。
私は立体作品を扱いますから、よく空間を立体的に観察します。しかしこの場所は、高い天井からの目線ではなく、むしろ地面から見上げたい場所だと感じたのです。
 
掃除した時の自分の靴底についた時の痕跡。かつて人々が踏みしめて来た地面に描かれる、鮮やかな時の気配を、作品で表現したいと思っています。
 

  • 北風呂町の倉庫
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